建ロボテック、建設現場の省人化・省力化を実現「全自動鉄筋結束トモロボ」を開発

「世界一ひとにやさしい現場を創る」をミッションに、建設現場の省人化・省力化を実現するロボットソリューションを提供する建ロボテックは8日、人の代わりに自動で鉄筋結束作業を行う協働型ロボット『全自動鉄筋結束トモロボ』の開発を終え、年内の量産機提供スタートを目指すと発表した。

鉄筋工事において約2割の工数を占めると言われている鉄筋結束作業は屋外にて中腰姿勢で行う必要があり、現場職人の大きな負荷が課題となっている。「鉄筋結束トモロボ」は鉄筋上を自律走行し、鉄筋の交点をセンサーで感知し1カ所3秒弱で結束作業を自動で行う。「鉄筋結束トモロボ」を活用したスマート施工の導入により、鉄筋結束作業の4割弱を削減し、建設現場の生産性向上や職人の単純作業からの解放に貢献している。現在、約50台が全国で稼働しており、これまでに21の企業、56の現場に利用されている。

今回、建ロボテックでは、さらなる生産性向上を目指し、「鉄筋結束トモロボ」のレーンチェンジを自動化した「自動スライダー」を新たに開発。従来型では、鉄筋両端の折り返し地点でのレーンチェンジを人が手動で行う必要があり、1人のオペレーターによる同時運用は3台までが限界だった。今回の開発では、トモロボをレーンチェンジさせるための「スライダー」にセンサーと運搬モーターを搭載、新たに開発したトモロボとスライダー間の動作アルゴリズムにより、自動で連携し移動できるようにした。レーンチェンジ完了後、「自動スライダー」は次のレーンチェンジ箇所に移動して待機し、トモロボが到着すると次のレーンチェンジ作業をすべて自動で行う。

スライダー用のレールは、どの工事現場にも備わっている「鉄筋」をそのまま使用できるので、追加コストが発生しないことも利点の1つ。この新たな開発により、「鉄筋結束トモロボ」の動きが全て自動化され、オペレーター1人で6台以上の同時運用が可能となり、トモロボ活用による省人化・省力化がさらにパワーアップする。

今後、量産機開発に向けて10月から試験運用を行い、国内初の現場で実利用が可能な小型全自動鉄筋結束ロボットソリューションの年内提供開始を目指し、開発を進めていく。また、自動スライダーにトモロボの運用管理機能を搭載したオペレーターロボットの開発についても、今年中の完了を目指し、推進するという。

関連URL

建ロボテック

関連記事

注目記事

  1. 2024-7-19

    人機一体、直感的な操作システム搭載人型重機が JR西日本の鉄道設備メンテナンスに導入

    人機一体は17日、同社のロボット工学技術が搭載された初めての製品となる「多機能鉄道重機」が、7 月か…
  2. 2024-7-17

    順天堂大学、AIを用いた脳容積解析ソフトウェアを開発

    順天堂は16日、順天堂大学保健医療学部診療放射線学科の後藤政実 先任准教授、京極伸介 教授、代田浩之…
  3. 2024-7-12

    生成AIによるオススメフォントのアドバイスサービス「DynaGPT」リリース記念キャンペーン

    主に文字フォント開発、およびその関連製品の開発・販売・保守を行う、ダイナコムウェアは、生成AIによる…
  4. 2024-7-6

    WITCRAFT、生成AIを活用した動画サービスDO/AI(ドゥ・エーアイ)を提供開始

    WITCRAFTは2日、生成AIを活用した動画サービスDO/AI(ドゥ・エーアイ)を提供開始した。 …
  5. 2024-7-3

    AI英語アプリ「マグナとふしぎの少女」、GIGAスクール端末向けにアップデート

    昨年夏、学校内で流行りすぎて公開停止となったミントフラッグの英語学習アプリ「マグナとふしぎの少女」は…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る