デジタルクローン、P.A.I.(パーソナル人工知能)を開発するオルツは21日、ビデオ会議にリアルタイムで翻訳字幕を表示できる「AI翻訳」をリリースしたと発表した。
昨今のリモートワークと各社のビデオ会議システムの急速な普及により、グローバルな人と人との繋がりが、これまでにない拡がりを見せている。
それに呼応するように、同社においても機械翻訳の問い合わせが増えているが、機械翻訳の精度の目覚ましい向上を活かせるようなインターフェイスを備えたサービスが見当たらない状況だという。
この課題を解決するため、同社の新サービスとして「AI翻訳(エーアイホンヤク )」をリリースした。
「AI翻訳」は、利用者がマイクに向かって話した言葉を即座にテキスト化し、任意の言語に翻訳した上で、ビデオ会議の映像上に字幕として表示するサービス。話し終えてから、映像に字幕が表示されるまでの速度は、最速2秒(ネットワークなどの環境により幅があります)となっているため、スムーズなコミュニケーションが可能だという。
対応言語は30カ国語以上で、話す言語と翻訳先言語を自由に変更できる。
リリース時点において対応する会議システムはZoomのみだが、順次他会議システムに対応していくという。 利用料は無料(対応ブラウザはGoogle Chrome)。