大和書房は、『優しいロボット』(松井龍哉 著)を18日に発売する。
著者の松井龍哉氏は世界のロボットデザインを牽引するロボットデザイナー。開発したロボット「Posy(ポージー)」は野村不動産の開発プロジェクトのイメージキャラクターにもなっている。2020年、COVID-19の鎮静への願いを込めて美術作品を世界遺産の平等院へ奉納する、「平等院奉納プロジェクト」にも携わっている。
本書では、「人の生活を豊かにするロボット」を目指してきた著者の半生を通じて、ロボットデザイン・開発の本質を思索する。まだ社会に浸透していないロボットを仕事にすることに決め、「ロボットデザイナー」という仕事そのものを創り活動してきた松井龍哉氏の20年間。これまで携わってきたロボットの開発秘話や、チーム運営、プロモーション、起業など、これから社会に出る人や、新しい仕事を創造しようとしている人にとってのヒントが詰まっているという。
【目次】
序章 ロボットを〝デザイン〟するということ
第1章 ロボットの世界に〝デザイン〟の思想を持ち込む
第2章 優しさに包まれたなら
第3章 フォーブ:知能化した機械の動形美
第4章 同一性と動的関係性のデザイン――ロボット作品と展覧会
第5章 Posy――詩学としてのロボット
第6章 Patin――ロボットを実現させる組織・事業デザインのダイナミズム
第7章 次の世界をデザインするということ
【書籍概要】
書名:優しいロボット
著者:松井龍哉
出版年月日:2021年9月18日
判型・ページ数: 四六判・296ページ
定価:2090円(税込)
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