AssistMotionは4日、歩行動作を支援するロボットとアプリによる歩行トレーニング「curara(クララ)」発表、記者会見を11月16日に開催する。
AssistMotionは、信州大学発のベンチャー企業。高齢者をはじめとした身体動作の不自由な人、作業などで身体に障害を負った人、またはそれを予防したい人に対して、歩行動作を支援する「curara(クララ)」の開発など、人々の幅広い活動を支援する歩行補助機器の製造・販売に取り組んでいる。
今回、新製品として発表する「curara」は、加齢や事故、病気などによって歩行が難しくなった人のための歩行トレーニングロボット。
一般的な歩行アシストロボットとは異なり、本製品は「curara自身が利用者に歩行を教えてくれる」という特徴がある。専用アプリを使うことで、利用者のトレーニング前・後の歩行データを測定したり、利用者別に適切な運動プログラムを提案してそのプログラムの動きを「curara」が自動で行うことができ、導入施設のスタッフ教育の負担を最低限に抑えながら、利用者にとっての「トレーニングパートナー」として歩行機能を取り戻すサポートを行う。
見た目もスリムでスタイリッシュ。圧倒的に軽く、女性でも使いやすいデザインとなっていながら、簡易版(2関節)・強化版(4関節)の2タイプの商品展開により、パワフルな機能が実現できたという。
通常10~20kgある大型の外骨格ロボットと違い、3kgを下回る軽量で安価なモデル。また、サポートする関節を変えることのできる可変構造を採用。これにより、サポートが必要な関節だけをアシストすることが可能になるという。