工場内などのカメラの映像をAIが判別し、日報を自動作成する「AIレコレポ」の提供

フォワードネットワークと、BFTは23日、工場内などのカメラの映像をAI(人工知能)が判別し、日報を自動作成する「AIレコレポ」の提供を2022年1月から開始すると発表した。

会社や工場、店舗にカメラを設置する企業が増えている。このカメラ映像は、何か問題があったときに確認する目的で使用されることが多く、その映像のほとんどは一度も閲覧されずに消去され、有効活用されていない。

「AIレコレポ」は、カメラの映像をシーン毎に自動分類することにより、膨大な映像に索引(インデックス)を付けることができるため、カメラ映像の有効活用が可能だという。

「AIレコレポ」は、AIエンジンである「ムービーAIサーチ」の機能を使用している。「ムービーAIサーチ」は、「腕を上げているシーン」「腕を下げているシーン」というように、行動別に映像をシーンに分類することができる。AIエンジン部はフォワードネットワークが、ユーザインターフェース部はBFTが開発を行った。

「AIレコレポ」は、工場などに設置したカメラの映像をクラウドに送信・蓄積する。蓄積された映像をAIが解析し、シーン毎に映像を切り分けて分類することにより、日報を自動作成する。

膨大な映像の中から、特定のシーンのみを検索して閲覧したり、各シーンの映像を利用した動画マニュアルの作成も可能。

主な特徴
(1)1日のカメラ映像をクラウドに自動保存。映像は、1カ月、1年など、クラウド上に長期保管できる。カメラの故障も検知可能。
(2)動画マニュアルを作成することができる。動画マニュアルはスマートフォンでも閲覧可能。
(3)シーン(工程)は、ユーザーがブラウザで映像を見ながら決めることができる。人だけでなく、車やボールなど、モノの動きもシーンの対象にすることができる。
(4)膨大な映像の中から、特定のシーン(工程)を検索し、閲覧・比較することができる。
(5)各作業のシーン(工程)に、「標準時間」を設定することができる。作業効率の評価に有効。
(6)1日の作業映像をもとに、日報を自動で作成する。
(7)メッセージ機能を使用して、グループ内で、毎日の作業連絡を行うことができる。

関連URL

「AIレコレポ」
BFT
フォワードネットワーク 

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