Webサイトの売買(M&A)サービスを提供するサイトストックと、AI(人工知能)と独自技術を活用した高精度な価値算定エンジンを提供するVANDDD(バンド)は12日、業務提携すると発表した。
この業務提携に伴い、VANDDDが独自に開発した類似案件スクリーニングツール「スコアリングAI」を応用し、サイトストックが保有する2000件以上のWEBサイト売買取引の実データを元にしたWebサイト売買マーケットで業界初の査定ツール「サイトAI査定」の提供を開始する。
VANDDDが独自開発した類似案件スクリーニングツール「スコアリングAIエンジン」は、クローリングやOCR技術で収集したデータをAIが自動で整理、データを構造化し、独自のアルゴリズムで弾き出した数値・スコアを返す技術。
Webサイトの売買取引が増加傾向にあることを受け、円滑かつ正確なWebサイトの価値算出を実現するべく、スコアリングAIエンジンの技術を応用して開発した、Webサイト、ECサイト、SNSサイト(Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、TikTok、LINE@など)の価値をAIが査定するオンラインツール「サイトAI査定」を4月7日から提供開始した。
近年、企業や個人を問わずWebメディアや、ECサイト、SNSメディアのサイトM&A市場に注目が集まっている。サイトM&Aでは一般的に、サイトコンテンツ、知的財産権、取引先契約、会員契約、雇用契約、運営ノウハウなどを含み事業承継が行われる。
サイトの価値算定は、収益性、情報資産、プロモーション価値(PV・UU・SEO)、成長性などを総合的に評価されるが、サイト所有者(オーナー)がこれら価値算定を適切に行うことが出来ない。また客観的かつ自動で算出できるツールは存在しなかった。今回、サイト売買マーケットの業界老舗であるサイトストックと、高度な人工知能と独自技術を活用したAIエンジンを開発したVANDDDが提携することにより、非常に高度なAIエンジンが導き出す「AIサイト売買査定」サービスの提供開始へと至ったという。
VANDDDのミッションは、可視化された価値を元にそれぞれの企業の強みが評価され、企業価値向上につながる世界を作ること。今後はサイト解析情報及び、サイト売却までのプロセスが一目で分かる多彩な評価レポートの出力機能の追加、さらに様々な評価方法に対応できるように、活用する統計データの拡充をしていくという。