AI解析プラットフォーム『Wisbrain』を開発・提供するUltimatrustは26日、人とロボットの協働をより高度に推し進めるため『Wisbrain』を基盤とした新しいサービスの開発・展開に着手したと発表した。
慢性的な働き手の不足、人件費高騰、コロナ禍による事業運営方法が課題となる中、複雑で高度な業務を担うことができるロボットを活用が推進されており、この流れは今後さらに加速する見込み。このような環境下、小売業においても『人』と『ロボット』の協働の必要性が認識されているが、一方で導入時の課題も明確になってきている。
Ultimatrustでは、『Wisbrain』関連サービスで培った店舗における情報収集、解析、活用のノウハウを活かし、『人』と『ロボット』との新しい働き方に対応したプラットフォームの開発・展開を推進する。「機能と機能を繋ぎ、ロボットをより賢く、人にしか出来ないことを人に」、ロボットをより活用可能なプラットフォームを提供することで、働き手不足を補い持続可能な社会の実現を目指すという。
監視カメラは、顧客の位置情報や動線などPOSシステムでは測定ができない様々なデータを取得することができる。しかし現状ではこれらカメラから得られた情報を活用する手段が限定的だった。『Wisbrain プラットフォーム』は、カメラからのデータを可視化、解析、利活用する仕組みを提供している。独自のデータ分析・処理基盤を活用し、リアル空間、サイバー空間双方のデータを連動させることで、人とロボットの動きを効率化させることが可能。
『Wisbrain プラットフォーム』は、Ultimatrusが提供する、データを収集・分析し利活用する情報分析処理基盤。クラウドとオンプレミスをシームレスに動作させることが可能であり、個別の課題ごとに最適な環境構築が可能。『Wisbrain プラットフォーム』のハードウエアやソフトウエアはモジュール化されており、柔軟な組み合わが可能なことから、企画立案から運用までの期間短縮にも貢献するという。