駅探は7日、北海道函館市赤川・三原エリアを中心としたエリアでAIオンデマンド型運行「未来大AIマース」の実証実験を12月12日から行うと発表した。
同社は事業コンセプトである「From the Stations ~駅から始めよう~」に基づき、地域の事業者のサービスと生活者のニーズを最適に結びつける「地域マーケティングプラットフォーム」の構築を事業戦略の主たる柱とし、創業来からの乗り換え案内技術・アルゴリズムを活用したメディア事業・広告配信事業・ソリューション 事業を展開いたしている。
今回の取り組みは、同社の技術データ資産である電車やバス等の公共交通の経路検索機能やモビリティ関連データの活用、また法人企業向けのSaaS提供・DX支援といったシステムソリューションを提供してきたサービス資産を活用した実証実験だという。
本実証運行は、公立はこだて未来大学の学生、教職員、来訪者の通学の利便性向上と、はこだて未来大を含む函館市赤川・三原エリアにおける住民の買物等の生活交通の利便性と商業施設への収益の影響調査、定時定路線バス運行からオンデマンド型運行へのシフトの可能性調査を目的とするもの。
今回の取組に参画しているのは、はこだて未来大の教員、研究機関、大学発ベンチャー企業をはじめ、地域の公共交通事業者や小売事業者、交通情報提供サービス事業者など。それぞれの実績に基づく知見と強みとする機能を持ちより、地域の交通利便性向上へ貢献することを企図した取り組みとなっているす。
今回の取組は、北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)の「令和4年度 チャレンジフィールド北海道事業」の採択を受け実施するもので、その事業目的の通りスマートスピーカーやスマートフォン、タブレット等のIoTを活用した配車予約方法を提供するなど、先進技術を活用することでこれまでのオペレーターを配備しての電話予約に頼らない、低コストで持続可能なオンデマンド交通運行の実現性も探っていく。