総合ビルサービスの大成は14日、同社が提供しているアバター警備ロボット「ugo TSシリーズ」が、広島ホームテレビの警備業務を受託している不二ビルサービスに11月から正式導入されたと発表した。
デジタル庁発足によりデジタルトランスフォーメーション(DX)の開発導入が加速する中、DXを通じた人手不足解消の期待が高まっている。
「ugo」は、立哨・巡回などの施設警備を基本業務とし、今回不二ビルサービスとの共同で警備業界の人手不足および業務効率化を図るため、同ビルに導入する運びとなった。これにより、警備業務の一部を「ugo」で代行できるようになった。
「ugo」の特徴は、2本のアームを備えていること。カメラを使った監視や警備だけでなく、アームを使ってモノをつかむことや、エレベーターの呼び出しができる。そのため、上下階への移動も可能。声掛けや会話は、防災センター内の警備員が「ugo」を通じて行う。
立哨や巡回など、施設警備における基本業務を警備員から警備ロボットに代替することで、省人化によるコスト削減や、人と人との接触機会を減少させ感染症などへの感染リスクを低減する。