ピーアールアイは8日、ChatGPTを高いセキュリティレベルで自社サービスに導入できる独自技術「文書縮約&選定システム」をリリースした。既存サービスに組み込み効率的にChatGPTを導入・運用できる独自の仕組み。
話題の絶えないChatGPTだが、自社サービスへのChatGPT導入に関して企業の機密情報や個人情報の漏洩リスクを理由に導入に踏み込めない企業も多いという。
ピーアールアイの開発した「文書縮約&選定システム」では、追加学習した内容を大規模言語モデルに学習させない有料版のChatGPT APIのみを用いることで情報漏洩のリスクを回避する。
また、盗難・悪用されると高額課金などのリスクに繋がるAPIキーについても同社サーバーで一元管理することで盗難のリスクを回避する。
大規模言語モデルに追加学習させるため行われるファインチューニングの手法は、データサイエンティストなどの人の手で行う必要があり膨大な時間とコストがかかる。
そこでピーアールアイの「文書縮約&選定システム」では、それらの工程を「文書縮約&選定サーバーにて自動化」することにより、より効率的でスピーディーにGPT導入を実現が可能。
また、PDFファイルやoffice系文書のアップロードも可能なので利便性にも優れているという。
自社独自の情報を追加学習したGPTをサービスに組み込むことで、以下のような業務効率化が期待できる。
長文要約
・論文、マニュアル、レポートの要約
・ニュースや報道記事の要約
・学習教材の要約
議事録生成
・会議音声のテキストから議事録生成
企業情報
・経営管理、会計管理、営業・マーケティング相談
プロジェクト情報
・進捗確認、課題解決案
会議情報
・要点、課題のピックアップ
製造工程情報
・品質管理、運用改善、コスト管理
社員情報
・人事考課、作業効率改善、適材適所
有名実業家視点のコンサル
・ロックフェラーだったら、ビルゲイツだったら
生活ログ
・生活スタイル改善、食生活、体系・健康管理
医療診断ログ
・ストレスや病気の診断、治療方法のアドバイス
企業面接の採用選定
・面接合否の選定、募集人員の選定
作業人員候補の選定
・プロジェクトメンバの選定、合格者の選定
推奨アイテム候補の選定
・ ECサイト、おすすめ商品
案件候補の選定
・お仕事マッチング など