Qin、ChatGPTを設定不要でSlackから使えるアプリ「Assort」リリース
Qin(シン)は10日、OpenAI社のChatGPTのAPIを活用したSlackアプリ「Assort」を4月24日にリリースしたと発表した。
「Assort」(アソート)は、Slackワークスペース内のコミュニケーションをサポートする新アプリで、既に500以上のワークスペースで利用されている。「Assort」を導入することで、Slackから離れずにChatGPTを活用したAIチャットが可能になる。チームメンバーが一緒にChatGPTを使えるため、効率的なコラボレーションが実現する。
ChatGPTは自然な対話ができるAIチャットとして注目を集めているが、公式サイトでしか使えず、英語での認証が必要なため、利用のハードルが高い。「Assort」では、Slackから直接ChatGPTを活用できるため、簡単に使える。ビジネスチャットとChatGPTの親和性を活用し、業務効率化や知見の共有がスムーズに行えるようにリリースした。
「Assort」のAIチャット機能の概要
■ 特徴
① チームメンバーと一緒にSlack上でChatGPTを利用できる。
2023年5月現在、ChatGPT公式サイトでは個人アカウントのみで利用可能。しかし「Assort」を使えば、Slackアカウントで簡単に利用でき、チームメンバーと共有して使うことができる。
② Slackアプリをインストールするだけで簡単に導入できる。
「Assort」はすでにSlackの承認済みで、Slackアプリストアから確認できる。資料請求などは不要で、誰でもすぐに利用できる。
③ 複雑な設定や運用は必要ない。
類似のSlackアプリも存在するが、ほとんどの場合、ChatGPTのAPIキーをデベロッパー管理画面から発行する必要がある。「Assort」では、同社のAPIキーを利用してサービスを提供しているため、ユーザーがAPIキーを発行・管理する必要はない。
④ ユーザーのAIチャットのデータは同社DBに保存されない。
「Assort」は、ユーザーのデータを保存せずにChatGPTのAPIにリクエストを送信している。そのため、ユーザーの対話データは同社のDBに一切残らない。
⑤ 日本語と英語に対応している。
2023年5月現在、上記の特徴を持つ日本語対応のSlackアプリは「Assort」だけ。また英語にも対応しているため、英語しか話せない人も利用できる。