RUTILEAは11日、AIによる不良品画像生成技術を開発したことを発表した。
AIを用いた外観検査の自動化でネックになるのが、教師用データとなる不良品画像が足りないこと。この課題を解決するために、RUTILEAは深層学習を用いた生成モデルを利用し、少量の良品/不良品画像から大量の良品/不良品画像を生成する技術を開発した。拡散モデルによって高解像度の画像が生成できる点が特徴。
これによって10枚程度の不良品画像データを用いて、大量の不良品画像を生成し、それらを用いることで外観検査システムの精度向上に活用できる。
RUTILEAはこの不良品画像生成AIを「ノーコードのAI画像処理ソフト」ImageProへの搭載を進めており、6月を目途に提供を開始する予定。