ギブリー、ネッツトヨタ熊本にChatGPT活用プラットフォーム「法人GAI」提供開始
法人・行政向け業務改善ツール、AIチャットボット、AI-FAQなどを提供するギブリーは15日、ネッツトヨタ熊本に法人向けChatGPT活用プラットフォーム「法人GAI」の提供を開始したと発表した。
法人GAIは、法人向けChatGPT活用プラットフォーム。自社専用環境で情報漏えいを抑止しながらChatGPTを利用できる。
機密情報のマスキング機能の他、ビジネスシーンで汎用的に使えるテンプレート、ワンクリックで具体的な業務シーンに対応した指示が可能な「プロンプトレシピ」機能を搭載。
ネッツトヨタ熊本は、熊本県を中心にトヨタ車及び各種中古車の販売、自動車の整備全般などを手掛ける自動車ディーラー企業。
社内やトヨタグループの会議における代表挨拶の原稿作成時間短縮をきっかけに、ChatGPTの活用を検討したが、個人向けに提供されているChatGPTを法人でそのまま利用するには、情報漏えいなどセキュリティ上の懸念があった。セキュリティ懸念の解消を模索した中、「法人GAI」の自社専用環境で情報漏えいを抑止しながらChatGPTを利用できる点が評価され、導入となった。
スマートフォンが登場して10年以上が経過し、これまで電話を主体としていた自動車ディーラー営業においても、メールやLINEへの対応が顧客から求められるようになってきている。
そうした背景を踏まえ、ネッツトヨタ熊本では、「法人GAI」を活用することで、原稿作成・資料制作のほかにも、ITリテラシーの向上や、社員の営業スキル向上など幅広い業務における効率化を目指していくという。