ギブリー、ヤッホーブルーイングにChatGPT活用プラットフォーム「法人GAI」提供開始
法人・行政向け業務改善ツール、AIチャットボット、AI-FAQなどを提供するギブリーは28日、ヤッホーブルーイングに法人向けChatGPT活用プラットフォーム「法人GAI powered by GPT-4(法人GAI)」の提供を開始したことを発表した。
法人GAIは、法人向けのChatGPT活用プラットフォーム。自社専用環境で情報漏えいを抑止しながらChatGPTを利用できる。
機密情報のマスキング機能の他、ボタン一つで簡単に業務効率化できる「プロンプトレシピ」機能を搭載。その他にも、プロンプトエンジニアリング研修や生成AI活用コンサルティング、企業独自の生成AI環境構築を支援する「『X-GAI』開発支援サービス」を提供している。
『よなよなエール』で知られるヤッホーブルーイングは、「ビールに味を!人生に幸せを!」というミッションのもと、日本のビール文化にバラエティを提供し、顧客にささやかな幸せを届けるという想いで、品質にこだわった個性的で味わい豊かなクラフトビールを製造しているという。
ヤッホーブルーイングは、企業として生成AIの利用を制限することによって、相対的な競争力が低下するリスクが高まると考え、ChatGPTの導入に向け、具体的な業務利用を通じた検証が可能な環境を検討していた。
ChatGPTの業務使用にあたって、入力したデータが学習に利用されない点が重要な点だった。また、ヤッホーブルーイングではチャットのユーザインタフェースも一緒に提供してくれるサービスを探していた。
「法人GAI」はこうした条件に合致し、イニシャルコストを抑えながら迅速にChatGPTの利用環境を構築できるという点が決め手となり、導入が決定した。
同社では今後も、様々な業種・職種における「法人GAI」の利用ニーズへ対応するため、機能開発を進めていくという。
すでに、各業務シーンに対応したGAIへの指示をワンクリックで可能にする「プロンプトレシピ」の提供を開始している。
現在第1弾として、営業事務工数の88%(*同社調べ)を削減する「営業アシスタント機能」を提供しており、今後マーケティング・採用・バックオフィス等の業務に対応した「プロンプトレシピ」を100種提供するべく、開発を進めている。