シナモンAI、汎用AI-OCR「Flax Scanner for 貿易書類 Commercial Invoice汎用モデル」販売

国内の大手企業へAI(人工知能)ソリューションを提供するシナモン(シナモンAI)は9日、世界中で広く使われながらも、国や企業ごとにフォーマットが異なる貿易書類のCommercial Invoiceに、54項目を自動認識してテキストを抽出するオリジナルのAI-OCR「Flax Scanner for 貿易書類Commercial Invoice汎用モデル」を販売開始した。

Commercial Invoice のようなフォーマットが無数に存在する書類を書き出すことが可能な AI-OCR システムの開発には、抽出項目の認識定義を必要としない高度な AI-OCR の技術(特徴量学習型)が必要。今回発表する特徴量学習型のAI-OCR「Flax Scanner for 貿易書類 Commercial Invoice汎用モデル」は、使用頻度の高い優先度などで整理した54項目を自動で行うことができるほか、特に重要度の高い24項目は、文字単位精度で平均91.24%、項目別精度で平均82.74%と、高精度の読み取りを実現している。AIは、専用モデル構築までのコストと時間が不要で、スピーディに導入することができる、汎用性の高い高精度なAI-OCRにより、貿易業界のDXを推進していく。

「Flax Scanner for 貿易書類 Commercial Invoice汎用モデル」は、輸出者・輸入者(メーカー/商社など)、船会社、航空会社、フォワーダー、保険会社(損保)、銀行など、貿易書類を扱う堅実な企業で導入することが可能で、これはシナモAIの高いAIテクノロジーにより実現した。

シナモンAIは今後、Commercial Invoiceに続くテニーズのあるPacking List(梱包明細書)、Bill of Lading(船荷証券)、Arrival Notice(貨物通知)など、帳票ごとの汎用AI-OCRの開発・導入拡大を目指すという。

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