クラフターは8日、同社が提供するChatGPTをビジネス利用で安全に活用する業務効率化ツール 「Crew」で、AIが書類を読み込んで職員の検索負担を減らしノウハウを均一化する書類アップロードする機能のファイル回数が、営業日10日で500件を突破したことを発表した。
Crewでは、自治体や法人が職場で利用する書類を参照に回答できる機能が搭載されている。職場でたくさんの文章やファイルが混在していると、文章内の細々とした要項を全職員が把握することはできない。
そこで、Crew内に社内規則や規定の書類をアップロードしておいて職員が質問をすると、職員が書類全体を見なくてもCrewによる回答によって補足情報を網羅的に得ることができるようにした。参照元は人間による目視が必要だが、最初に網羅的な検索を強いられた職員の調査負担を減らし、ナレッジを均一化することに成功してきた。
こうして書類アップロード機能は多く活用され、リリース後の営業日10日でアップロードされた書類が500件を突破した。
書類アップロード機能とは、企業・行政機関内の独自の資料をアップロードすると、内容に従った回答が生成されもの。
自治体や金融機関では、日頃から社内文書を活用した職務が存在する。社内文書は時に膨大になり、職員が時間をかけて該当箇所を検索して参照していた。不慣れな職員だと、検索に時間がかかる。そこで、Crewで簡単に必要箇所を要約して回答してくれる書類アップロード機能を開発した。
開発で工夫した点は、書類アップロードの処理スピードや、UIUXに注力したこと。規定書や規約などは容量が大きく時間がかかることもあり、アップロードや裏側での保管処理を並列処理で素早く確実にアップロードできるように開発した。