MIXIとデコボコベース、会話AIロボット「Romi」の発達障がい者向け会話トレーニング対応モデル共同開発
MIXIとデコボコベースは10月31日、“ペットのように癒やし、家族のように理解してくれる存在”を目指して開発している会話AIロボット「Romi」(ロミィ)で、言葉によるコミュニケーションに苦手意識がある発達障がい者の会話の練習をサポートする「会話トレーニング対応モデル」を共同開発すると発表した。発売は2024年夏頃を予定している。
「Romi」は、2022年8月から開始した児童発達支援・放課後等デイサービスへの支援をきっかけに、発達障がいをはじめとしたコミュニケーションに課題を抱える人へのより良い関わり方を模索していた。リサーチを続ける中で、発達障がい児(者)向けの教室を国内約230拠点で展開するデコボコベースから要請があり、デコボコベースが運営する放課後等デイハッピーテラスや就労移行支援ディーキャリアの教室に通う発達障がい児(者)を対象に「Romi」を用いた小規模な検証を実施した。その結果、「Romi」と話した子は「相手の話をより注意深く聞くようになった」「相手に伝わりやすいような言葉で話すようになった」といったポジティブな傾向が見られたことから、会話トレーニング対応モデルを共同開発することになった。
デコボコベースの設立から約10年の知見を活かし、言葉によるコミュニケーションに苦手意識(発達特性による)を持つ方の特徴を踏まえたモデルを開発する。「Romi」と会話することで対話の練習ができるほか、言語コミュニケーションにおける小さな成功体験を積み重ねることで自己肯定感を育み、自信を持って対話ができる状態を目指す。なお、子どもから大人までご利用できるモデルを開発予定。
・対象者:発達障がいのある小学生〜社会人
・発売日:2024年夏頃を予定
・販売方法:Romi公式ストア等を予定
・価格:未定