アイエンターの「AI魚体サイズ測定カメラ」と「uwotech生産管理」が連携
養殖生産者向けのスマホ養殖管理ソフトを開発・運営するAquacraft(アクアクラフト)とアイエンターは19日、アクアクラフトが提供する上がるエサ代に抗うための養殖管理サービス「uwotech(ウオテック)生産管理」とアイエンターが提供する魚体サイズ算出装置「AI魚体サイズ測定カメラ」との連携を開始したと発表した。
「uwotech生産管理」は給餌、へい死、魚体重などのデータを活用し、増肉係数や日間給餌率、日間増重率といった各種生産管理指標を自動で計算・グラフ化することができるツール。生産管理指標の計算には正確な魚体重データが必要不可欠だが、手動での魚体重計測は魚への負担も多く、多くの手間と時間を要することが課題となっていた。
他方で魚体重カメラを導入している企業では、従来の紙の野帳と魚体重データをバラバラで管理しており、計測データを十分に活用することができていなかった。「複数回にわたる計測データの連携に手間と時間がかかる」というフィードバックもあり、今回のサービス連携に至ったという。
「AI魚体サイズ測定カメラ」を導入している企業は、非接触測定で魚に負担をかけることがなく正確な測定が可能となり、計測による魚の斃死や魚病リスクも回避でき、高付加価値化が期待できる。また、今回「AI魚体サイズ測定カメラ」で得られた魚体重データが「uwotech生産管理」とより簡単に連携できるようになったことで、給餌データやへい死データも活かした横断的・俯瞰的なデータ分析が行えるようになった。これにより、生産データを活用した給餌量の最適化によるコスト削減や生産性の向上といった効果が期待できる。
◆「第21回シーフードショー大阪」に出展
アクアクラフトとアイエンターの両社は、2024年2月21日~22日に開催される「第21回シーフードショー大阪」に出展し、「uwotech生産管理」と「AI魚体サイズ測定カメラ」の展示を行う。本技術展では、海面養殖に向けた、生産性の向上、生育環境の改善、そして付加価値の創出を可能とする、さまざまな技術、機器が紹介される。会期中は「uwotech生産管理」と「AI魚体サイズ測定カメラ」のデモを実際に試すことができる。
開催展名:第21回シーフードショー大阪
会期:2024年2月21日(水)10:00-17:00 ~ 22日(木)10:00-16:00
会場:ATCホール(アジア太平洋トレードセンター内)
小間番号:SD-01…アクアクラフト、SC-01…アイエンター
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