TISインテックグループのTISは5日、データ分析・AIのコンサルティング事業を展開する澪標アナリティクスの株式の一部の取得に合意し、同日からTISの連結子会社とすることを発表した。
データ分析や先端技術の市場ニーズが高まり、澪標アナリティクスへ数多くの協業オファーが届く中から、今回、TISが戦略的パートナーとして選定されたという。
TISは、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進やデジタルビジネスの支援で重要な要素となるデータ分析・AI領域の強化を目的に、澪標アナリティクスをグループ会社化した。データ分析のビジネス・アカデミックの世界で多種多様な経験と知見を有する代表取締役の井原氏を筆頭にしたデータ分析専門家集団と共に、データ分析を基軸とした顧客のDX推進に貢献する。
TISと澪標アナリティクスでは、2020年の業務提携契約の締結後、クレジットカード会社のマーケティング分析や情報通信会社の人事業務分析、データ利活用ビジネスのコンサルティングなど、データ分析による企業のビジネス課題解決を支援してきた。また、澪標アナリティクスの分析サービス「MioCompass」をTISの「データ統合・利活用プラットフォームサービス」に連携するなどの協業を推進してきた。
これらの協業を通じて顧客のデータ利活用に関するニーズが多く存在することを両社が再認識し、より幅広いデータ利活用の課題を解決していくために、澪標アナリティクスがTISインテックグループの一員になることを決定したという。