協働型ロボット「トモロボ」などの建設現場の省力化ソリューションを提供する、建ロボテックは15日、シードラウンドとして第三者割当増資を実施したと発表した。
引受先は、グローカリンク、モバイルインターネットキャピタル。さらに、中国銀行、商工組合中央金庫による長期融資も合わせて実施しており、調達総額は約2億円となる。
同社は、建設現場用協働型ロボット「トモロボシリーズ」の初代となる結束作業ロボットを2019年3月に初公開し、2020年1月から正式販売を行っており、全国の建設現場で活用されているという。
今回の資金調達によって、結束作業ロボットの更なる進化と共に、他作業を省力化するロボットの開発を進め、2021年の発表を目指すという。また、全国へのサービス展開を行うため社内強化を進める。
具体的には、これまで対応不可能であった、土木・インフラ工事向けの太径に対応するための対応機を、富士ピー・エス社の全面的な協力による開発を行う。本年中の完成を目指しており、同社施工現場でのテストなどの模様も公開予定だという。