L is B(エルイズビー)は8日、問い合わせ対応業務を自動化するサービス「AI-FAQボット」に、チャットで質問してそのまま申し込みができる受付機能を追加した。
今回新たに追加した受付機能は、ユーザーがチャットボットとの会話で問題解決した後、そのまま申し込みできる機能。従来、申し込みや申請に誘導する際は、チャットボットに申し込みフォームなどの外部URLを登録することでユーザーに案内していたが、受付機能を活用すると、チャットボットと会話をするだけで、画面遷移せずに、申し込みを完了できるようになる。
昨今、企業ホームページやサービスページにチャットボットが設置され、社員やユーザーとの窓口対応を自動化し、業務効率化を図る場面が多くみられるようになった。また民間企業のみならず、官公庁や地方自治体のホームページにもチャットボットが設置され、住民からの問い合わせに対して職員の代わりに24時間365日、問い合わせ対応をしているケースが増えている。
しかしながら必要になる窓口対応は問い合わせへの回答だけではない。中には問い合わせ対応で解決するものだけではなく、そのまま申し込みや申請まで行いたいケースがある。
例えば地方自治体の、粗大ごみの対応。住民から粗大ごみの出し方(収集日、処理料金)の質問があれば回答できますが、ごみ処理を実施するためには、ごみ回収申し込みまでの対応が必要。このような場合、問い合わせ対応にとどまらず、申し込みや申請完了までチャットボットで対応できれば、さらに業務の効率化を図ることができる。
「AI-FAQボット」を利用している官公庁や地方自治体、企業の担当者から「問い合わせ時に申し込み受付まで対応したい」という要望が多くあり、今回「受付機能」を標準機能として提供することにしたという。すでに「AI-FAQボット」を利用中のユーザーも無料で利用できる。