オルツとNTT-AT、高精度話者分離搭載「AI GIJIROKU MAX」共同開発

P.A.I.(パーソナル人工知能)を開発するオルツは1日、NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)と共同で、オルツの提供する会議議事録自動文字起こしツール「AI GIJIROKU(AI議事録)」の利用時の話者分離を高精度化するマイクの連携サービスを共同開発すると発表した。

「AI GIJIROKU」には、オルツのAI技術を用いた話者分離機能が搭載されているが、発話が重なる場合の分離精度の向上や、声紋を登録できないゲストの分離などを求める顧客の声があったという。

この問題を解決するため、NTT-ATが開発したハードウェアに、サービスユーザーインターフェイスをオルツが提供することで、1台のマイクデバイスで最大12方向を個別に分離して集音し、約6話者を正確に特定する機能が実装される。

同ハードウェアは複数のMEMSマイクを備え、IM-ASTER技術によるソフトウェア処理で指向性をより鋭く形成することができる。これを、オルツの「AI GIJIROKU」に連携させることで、会議室内における発話者と音声認識結果を紐付け、同一議事録内での高精度な発言者分離を実現している。

これにより、AI技術による話者分離だけでは困難であった、声紋登録のない発言者の分離や、声が重なった場合の音声認識に対応することができるようになり、業界最高水準の議事録自動作成がさらに便利に使えるようになるという。

関連URL

「AI GIJIROKU(AI議事録)」

オルツ

関連記事

注目記事

  1. 2024-4-30

    埼玉県戸田市、生成AIを活用した市民向け応答サービスの実証実験を開始

    埼玉県戸田市は26日、2023年12月に実施した実証からさらに回答精度が向上したモデルによる「生成A…
  2. 2024-4-26

    アイスマイリー、「生成AIウェビナーWEEK!第2弾」5月14日・15日・16日開催

    AIポータルメディア「AIsmiley」を運営するアイスマイリーは、5月14日~5月16の3日間12…
  3. 2024-4-26

    カウネット、ChatGPTなどの生成AIツールについての意識調査を実施

    コクヨグループでEコマースサービスを提供するカウネットは25日、コミュニティサイト「カウネットモニカ…
  4. 2024-4-23

    アース製薬、ChatGPT搭載のAIチャットボットによる無料の虫ケア相談サービスを開始

    アース製薬は22日、アース製薬公式LINEで、誰もが簡単に害虫の生態や虫ケア対策を気軽に相談できるC…
  5. 2024-4-19

    GreenSnap、生成AIフラワーアレンジメント「AI:zen~Flower Arrangement Assistant~」提供開始

    植物コミュニティアプリ「GreenSnap」を運営するGreenSnapは18日、生成AIを活用しフ…

カテゴリー

最近の投稿

ページ上部へ戻る