Ubieは3日、「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」というミッション実現に向けて、生活者の適切な受診行動をサポートする事前問診サービス「AI受診相談ユビー」で、ノバルティスファーマによる提供サービス「ハーティーサポート」との提携を開始した。
利用者がLINEでノバルティスファーマの「ハーティーサポート」アカウントと友だちになると、「AI受診相談ユビー」のシステムを用いて質問に回答して自身の症状とそれに適した受診先を調べられる。特に心不全に関連する回答がされた場合には外部の循環器専門医リストが表示される。なお、心不全に関連する回答がなかった場合には通常の「AI受診相談ユビー」のフローに則して近隣の医療機関を表示する。
心不全は、心臓のポンプの働きが低下し、生命を縮める病気。多くの場合、慢性・進行性に経過し、急性増悪の反復により徐々に重症化していく。一方で、その主な症状が浮腫(むく)みや息切れといったものであるため、他の疾患や加齢に伴う体力低下と誤認してしまう傾向があるという。
早期発見・早期受診できれば医療機関での治療の選択肢が広がるため、適切な受診行動の価値はますます大きくなっている。
同社が開発・提供する「AI受診相談ユビー」は、スマートフォンやPCなどからいつでも気軽に、自身の症状を回答して適切な受診先を相談できる。ノバルティスファーマが「ハーティーサポート」で築いてきた利用者との関係に同社のサービスが組み合わさり、心不全を懸念する人々の適切な受診行動の促進が期待できるという。