「外来アシスタント・システム」を開発するRoleBank、「FUNDINNO」で投資申込み受付開始
開業医や中小規模の病院(診療所)向けに、窓口業務をオンライン上で自動化させる「外来アシスタント・システム」を開発するRoleBankは14日、株式投資型クラウドファンディングサービス「FUNDINNO(ファンディーノ)」で、5月20日から募集による投資申込みの受付を開始すると発表した。
RoleBankの開発する「外来アシスタント・システム」サービスは、診療所で治療を受ける際、診療所への問い合わせや予約、問診票の記入、そして当日の受付や決済までをスマートフォン上のAIテキストチャットとの対話に置き換える。
これにより、病院での待ち時間や対人での窓口業務を削減することが可能になり、診療所のDX化が実現する。今回、本医療窓口業務自動化システムで、高齢者を含めたほぼ全ての患者の受信体験を変革することを目指し、5月13日から株式投資型クラウドファンディングFUNDINNOにおいて、募集案内の事前開示を開始した。
同社は今回の資金調達により資本力の充実を図り、事業の成長に繋げる。募集期間は2021年5月20日~2021年5月22日、上限とする募集額は 2700万円(1口 9万、1人 5口まで)。
「外来アシスタント・システム」最大の特徴は、高齢者でも利用可能なUI/UXにしている点。具体的にはスマートフォンやPCを扱えない高齢者には、同社専任のテレフォンオペレーターがAIチャット上の操作を代行する仕組み。
また、どの診療所の業務フローにも対応するよう、チャットシナリオは診療所側で簡単にカスタマイズできるようになっており、システムの汎用性を高めていることも強みの一つになるという。
この仕組みにより、医療のデジタルシフトを進め、診療所と通院患者の双方が抱える課題を解決し、人々のQOLの向上に貢献する。今後、オンライン診療にも参入し、対面でもオンラインでも同様な手続きで診療に繋がる受診体験を向上させることを通して企業の成長を目指すという。