GITAIロボットを搭載したSpaceXロケットの打ち上げ成功、ISSに到着
- 2021/8/31
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- ISS, SpaceX, ロボットアーム, 国際宇宙ステーション, 宇宙用汎用作業ロボット, 船内作業
宇宙用汎用作業ロボットを開発するGITAI Japanは31日、2021年度にISS(国際宇宙ステーション)船内で実施予定のGITAIロボットによる汎用作業遂行技術実証について、日本時間8月29日16:14にGITAIロボットを搭載したSpaceXロケットの打ち上げに成功したと発表した。
また、SpaceXロケットは日本時間8月30日23:30にISSとのドッキングにも成功し、GITAIロボットは無事ISSに到着したという。GITAIロボットによるISS船内での汎用作業遂行技術実証は今年10月頃を予定している。
GITAIは、米国民間宇宙企業Nanoracks社と共同で、2021年度にISS(国際宇宙ステーション)のBishopエアロック船内で、GITAIロボットによる汎用作業遂行技術実証を行う。
GITAIが宇宙用ロボットアームS1に関する全ての開発を担当し、Nanoracks社は打ち上げ機会の提供、軌道上での運用管理、データのダウンリンクを担当する。NASAが宇宙用ロボットアームS1の輸送とISSのBishop船内への(NASA宇宙飛行士による)設置を担当する。
本技術実証では、GITAIが開発した宇宙用ロボットアームS1をISSのBishopエアロック船内に設置し、スイッチ・ケーブル操作等のISS船内作業と、宇宙用パネル組み立て等の宇宙組立作業の2種類の作業をGITAIロボットアームS1で遂行。GITAIロボットアームS1による全作業は最初に自律制御によって遂行し、その後にヒューストンのNanoracks社管制室からの遠隔操作によっても遂行する。
GITAIは、本技術実証を通して、宇宙で汎用的な作業を遂行可能な宇宙用自律ロボット技術の獲得を目指す。また、本技術実証を通して培った技術を、軌道上サービスにおけるドッキング・修理・メンテナンス作業が可能な船外ロボットアームの開発や、月面探査・基地開発作業が可能な船外汎用作業ロボットの開発に繋げていくとしている。