Puduロボティクス、新時代のビル内配送ロボット「FlashBot」を発表

Puduロボティクス(Pudu Robotics)は9月30日、ビル内配送サービス向けの高度なIoT技術ソリューションを搭載した、業界でも最新型の第一世代ビル内配送ロボット「FlashBot」の世界進出を発表した。

単独でエレベーターに乗り、部屋への安全で確実な配送サービスを提供できるインテリジェントな自動ビル内配送機能を特徴とし、ホテルや商用ビルでのデジタルな管理とサービスを可能にし、顧客が注文した商品やテイクアウトなど階層を渡って非接触で配送することができる。

FlashBotが目指すのは、効率のよい自動ビル内配送サービスを提供する性能。アプリを使用して操作手順を設定するだけで、FlashBotはマニュアル操作不要で自動的にエレベーターを呼びだし、安全かつ秩序に従って乗り込むことができる。さらに、デジタル管理のもとで、顧客に受取番号をメッセージ送信したり、顧客に直接電話をかけたりして、注文した食品や小物類の受け取りをお知らせできる。自動の位置確認およびナビゲーションシステムを内蔵しているため、各階層の配送がかつてなく容易なものとなった。

Puduロボティクスは手がけるロボットシリーズの新モデルとして、FlashBotは最上位の内蔵型RGB-Dカメラセンサー3台とカスタマイズされたLIDAR SLAMを搭載し、3Dマッピングや位置確認、経路計画、自律走行ナビゲーション、物体認知、人物追跡などの機能による高度な障害物回避ができる。これにより、FlashBotは床から3cm程度の低い障害物や、70cmの高さに吊り下げられた障害物を検知できるため、多くの障害物があるダイナミックな環境への適用に理想的。加えて、IoT技術とデータ伝送機能を備えたPuduクラウドコンピューティングにより、FlashBotは建物を横切ったりフロアをまたぐなど安全な業務遂行と信頼性の高い配送サービスを実現する、正確な移動経路ナビゲーションおよび位置確認の認識・構築のための強力な性能と鋭敏な認知機能を備えている。

新たにアップグレードされたオートレベルの6輪独立懸架方式により、ロボットはさまざまな階層の条件に基づいてダンピングを調整し、つねに最適化された安定状態を維持できる。2cmの高さの障害物や幅3.5cmの隙間を乗り越え、運用の安定性が50%向上している。

PUDU SCHEDULERシステムを搭載し、FlashBotは他のあらゆるPuduのロボットと同一ネットワーク内で直接コミュニケーションを行う。また、PUDU SCHEDULERシステムでは、20台のロボットの共同業務スケジュールを容易に管理できる。
FlashBotは、バッテリー残量が低下すると、自動で音声アラートとUIでの通知を行い、同時にドッキングステーションに戻る。超長期のバッテリー寿命で、1回の充電で15.6Ahの容量があり、最大12時間の駆動が可能。

スペースを最大限に活用したコンパートメントはマルチ機能を持ち、FlashBotは1回のタップ操作で複数のタスクを実行できる。ロボット業界の先駆者として、また業界リーダーとして、Puduロボティクスは、ビル内配送サービス向けのFlashBotにより、革新的な技術と性能を提供するという。

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