テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組むTechMagicは14日、味の素とおいしさと健康を両立した調理ロボットの実現を目指し協業を開始すると発表した。
味の素が「食と健康の課題解決企業」を目指すために2020年12月から開始したアクセラレータープログラム「Ajinomoto Group Accelerator」にTechMagicが採択されて以降、食の未来を創造する調理ロボットの開発を進めてきた。上記プログラムを通じて、TechMagicの調理ロボット技術と味の素の調味料をベースとした「おいしさ設計技術」の連携・活用を進め、新たな食の価値創造に取り組むことで合意し協業基本契約締結に至った。
今回の協業ではこれまでの成果を踏まえ、まず中華料理をはじめとした様々な炒めメニューが提供可能な調理ロボットの共同開発から着手。TechMagicの人工知能の機械学習を搭載した調理ロボットと味の素の「おいしさ設計技術」を活用したソリューションを組み合わせることで、大量調理では難しい多様化する生活者のニーズに応え、さらに外食産業の課題である人手不足や食品ロスなどを解決する。将来的には個々人の嗜好、必要な栄養に合わせたパーソナルな料理を提供可能にすることで、グローバルに展開可能な調理ロボットを開発。
今後も食産業を取り巻く様々な課題に対して、ハードウェアとソフトウェアを高度に融合したソリューションを提供することで「テクノロジーによる持続可能な食インフラを創る」こと目指していくとしている。