レノボ、エッジコンピューティング専用端末「ThinkEdge SE70」を発表
- 2022/6/28
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レノボ・ジャパンは28日、エッジコンピューティング専用端末「ThinkEdge SE70」を発表した。
現在、エッジコンピューティングにおけるエッジAIの注目度が向上している。顔の識別をはじめ、個人装備の確認、人口密度の測定、交通監視などコンピュータービジョンを主導に用途が拡大。今後、製造業の監視や管理、自動運転、公共安全システム、農業フィールド監視、小売店舗内のリコメンドなどにおいて、ますますの需要拡大が予想されている。こうした市場の広がりに対応するため、レノボは画像の処理能力に優れた「ThinkEdge SE70」を発表。エッジコンピューティング用デバイスのラインアップを拡充した。
「ThinkEdge SE70」は、約1.6Lサイズの筐体にNVIDIA Jetson Xavier NXを搭載。高解像度データの分析処理に優れ、監視カメラや公共セキュリティ、生産ラインの監視・管理、スマートリテールなどの用途に適している。70×45mmのモジュールに、CPUとGPU、そして8GBメモリ、16GB eMMCを内蔵している。
さらにエッジ側でデータを蓄積するために、ストレージは最大2TBのSSDまで増設可能。OSはUbuntu Desktopをプリインストールし、PoEポートを2つ装備。PoEは最大100mまで給電通信が行え、1台に複数台のAIカメラを接続できるため、初期導入コストを抑えることができる。
また、オンプレミスでも利用できるAWS Panorama クラウドプラットフォームを認証済み(一部の構成のみ)。機械学習やソフトウェア開発キットが含まれているため、データ収集や分析、システム構築の手間を軽減できる。既存のカメラ群と統合でき、ミリ単位で動画の分析が可能。さらにローカルでも稼働でき、都度クラウドにデータを上げる必要がなく、ネットワークの負担を低減する。その他、-20〜60℃の稼働温度、24時間365日の連続稼働、IP51相当の防塵・防滴機能を備え、通信方式は有線LAN、Wi-Fi、Bluetoothとなっている。
販売価格は、29万7000円(税込)から。