AI食事管理アプリ『あすけん』を運営するaskenは2日、『あすけん』を継続利用する20代女性の食事記録から、栄養素の摂取状況を集計した結果、脂質や食塩相当量の平均摂取量は少なく、たんぱく質、食物繊維、ビタミン・ミネラル類の摂取量は一般20代女性の栄養摂取状況(一般20代女性)よりも多いことがわかったと発表した。『あすけん』の継続利用が栄養バランスの良い食生活の実践につながることが伺える結果となった。
厚生労働省が実施している国民健康・栄養調査では、極端なダイエットなどによる偏った食生活が続くことで、鉄やカルシウムなど特に女性に必要な栄養が不足することへの懸念が指摘されている。若い女性や妊婦の低栄養問題は、自身のみならず「次世代の子ども」の健康問題のリスクを高めることが危惧されている。
あすけんでは、8月4日の「栄養の日」に先立って行う本情報の発信などを通し、適正なエネルギー摂取や食事の「中身」である栄養バランスへの注目を高め、若い女性において「やせ」が多いことなどの社会的問題への関心を促し、その改善をサポートする取り組みを進めるという。
ダイエット目的の利用者が多い『あすけん』の20代女性ユーザーの栄養状況を調査し、一般20代女性と比較した結果、前者には以下のような傾向が見られた。
・摂取エネルギーは1割ほど少ない。
・エネルギー産生栄養素のたんぱく質の摂取量は多く、炭水化物と脂質は少ない。ただし、炭水化物に含まれる、食物繊維の摂取量は多い。
・ビタミン類の摂取量は総じて多く、特にビタミンCは3倍近く摂取している。
・日本人が不足しがちなミネラル類のカルシウム、鉄の摂取量は多い。
・食塩相当量は少ない。
これらの栄養摂取状況からは、野菜などビタミン・ミネラル・食物繊維を含む食品を積極的に取り入れた食事内容が伺える。『あすけん』を利用する20代女性は一般20代女性と比較して、摂取エネルギーは抑えながらも、栄養バランスを意識した食生活を送っていることが見て取れるという。
【データ集計概要】
集計対象・方法:
入会から3カ月以上1年未満で、2022年6月1日~6月30日の間、毎週1回以上の食事記録を継続的にしていた20〜29歳の女性ユーザー9426名について、1日3食記録した日の栄養摂取量の平均値を算出。栄養素の種類は、『あすけん』のダイエット基本コースの栄養素グラフに準じた。
比較対象:
1)一般20代女性…全国の20〜29歳の女性182名(出典:厚生労働省『令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要』表13 栄養素等摂取量より抜粋)
2)あすけん20代女性…入会から3カ月以上1年未満で、2022年6月に毎週1回以上食事記録(1日3食)をしている20〜29歳の女性ユーザー9426名