岡山大学病院、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ Xi」2台目を導入

岡山大学の岡山大学病院は23日、2台目となる「ダ・ヴィンチ Xi」を導入したと発表した。同院の手術支援ロボットの保有台数は、ダ・ヴィンチXi 2台、ダ・ヴィンチSi 1台となり、ダ・ヴィンチ 3台を稼働している施設は、同院の調べによると国立大学病院の中では岡山大学病院が唯一だという。

同病院では、患者の体への負担が少ない内視鏡手術の利点を向上させるため、2010年に手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を導入して以来、これまでに泌尿器科、消化菅外科、呼吸器外科、産科婦人科領域で約2600件のダ・ヴィンチ支援下内視鏡手術を行ってきた。これは、中国四国地方において第1位の実績になるという(同院調べ)。

ダ・ヴィンチ保有台数が3台となることにより、患者の手術待機期間を短くし、大幅な手術件数の増加に対応できる体制を整えることができた。また、2022年4月の診療報酬改定で、ロボット支援下内視鏡手術の保険適用対象部位が拡大し、従来の前立腺がん、膀胱がん、縦隔腫瘍、肺がん、食道がん、胃がん、直腸がん、すい臓がん、子宮体がんに加えて、喉頭・咽頭悪性腫瘍、総胆管拡張症、肝がん、結腸がん、腎がん、尿管がん、副腎腫瘍が対象となった。

「ダ・ヴィンチ Xi」の2台目を導入することで、今後、対象手術のさらなる拡大や手術件数の増加にも対応することが可能で、より多くの患者にロボット手術を施行することができるようになるという。

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