リアルグローブは24日、IT自動化事業を分社化し、リアルグローブ・オートメーティッド(RGA)を設立、新設するRGAは、ソフトウェアの品質保証・テストを手掛けるSHIFTへ株式譲渡(持分比率51%)を行い、SHIFTグループへ参画すると発表した。
リアルグローブは、創業以来、『世界の全てをWebAPI化』することで、様々な「現場」でのAI・IoT・Roboticsといった「先端技術」の社会実装を推進し、よりよい社会の実現を目指してきた。
IT自動化事業は、リアルグローブの創業事業であり、ITインフラ運用やシステム開発の現場での諸業務を劇的に効率化し、より多くの人材やコンピューティングリソースを機動的に活用することを可能にし、顧客の事業の競争力を強化する事業。
慢性的なIT人材の不足や、昨今のDevOps*1の広まりにより、IT自動化の需要が急激に高まっている。その需要拡大に対応できる事業体制を迅速に構築すべく、IT自動化事業に特化したRGAを設立することにした。
さらに、東証1部上場企業であるSHIFTグループにRGAが参画することで、営業力の強化、人材採用の連携などによるサービス提供力の向上、SHIFTグループの一員として会社基盤の強化を図ることで、より一層の成長を目指すという。
尚、RGAの代表取締役社長は、リアルグローブの代表取締役社長である大畑貴弘が兼務し、引き続き事業の成長を推進する。
*1:DevOpsとは、「Development」と「Operation」を組み合わせた用語で、従来は異なるスキルセットを持つ(ソフトウェア)開発者と(社内ITインフラ)運用者が連携、さらには一体化させようとする動きのことを意味する。