AI特許審査シミュレーションシステム『AI Samurai』を開発・販売するAI Samurai(エーアイサムライ)は27日、鳥取大学医学部医学科 医学教育学講座 医学教育学分野の植木 賢教授と「人工知能による自然言語処理の医療・介護分野への展開可能性検討」について共同研究を行うと発表した。
AI Samuraiはこれまで、国立大学法人鳥取大学医学部医学科 医学教育学講座 医学教育学分野(鳥取大学)の植木賢教授が考案した『発明楽(発明を生む4つの発想スキル)』の活動において共同研究を行うことで、知財創造教育の推進に貢献してきた。また、この活動を通じ、鳥取大学様と連携を深めさてきたという。
同社のAI特許審査シミュレーションシステム『AI Samurai』は、膨大な量の日本及び米国の特許文書を数秒で読み込み、類似特許から発明を評価するという高度な自然言語処理技術を用いている。今回、鳥取大学が同社の自然言語処理技術の医療・介護現場への展開可能性を見出し、共同研究を進めることになったという。
今後同社は、カルテや看護記録をはじめとする膨大な言語情報の中から有意義な洞察を取得し、医療従事者の方々の業務効率化への更なる研究を進めていくとしている。また新型コロナウイルスが蔓延する中、このウイルスによる被害を押さえるイノベーションを支援するべくメディカルイノベーションチームを設立し、医療業界への貢献を目指すという。