難関法律資格に特化したオンライン学習サービス「資格スクエア」を運営するサイトビジットは、宅地建物取引士(宅建士)試験受験者向けにAIによる試験問題出題予測サービス「未来問(みらいもん)」の第1回目を無料提供している。第2回目以降は有料となる。
未来問とは、AIが過去問の出題傾向を学習することにより、試験問題を予測する試験問題出題予測サービス。このAIは、過去問を自動的に分類する分類エンジンと、本試験の問題を予測する予測エンジンの2つから成り立っている。このサービスでは過去問から今年出題される問題をAIが予測する。
宅建試験は宅地建物取引士(宅建士)になるための試験で、宅地建物取引業に必要な知識について問われるもの。受験資格がないため、様々な人が受験する。不動産業界でキャリアアップを目指す人だけでなく、宅建士は法律資格の登竜門と呼ばれることもあり、法律学習の第一歩のために受験するひとも少なくない。
例年、宅建試験の受験者数は20万人前後で推移し、合格率は約15%。宅建試験の合格ラインは毎年70%前後で、出題される50問のうち35問に正解することが合格の目安になる。
それに対し、2019年に実施した宅建未来問では、74%のカテゴリ的中率を記録したという。宅建未来問は、「心強い」「合格への決定打となった」などといったお声をはじめ、受験者に好評価を得て、これまで1万9000名を超える人が利用した。
この結果を受け、2020年10月18日(予定)に試験を迎える宅建士試験に向け、宅建士試験を目指す多くの人に未来問を活用してもらうため、2020年宅建「未来問」 (第1回)の問題・解答・解説講義を無料公開した。