インテージヘルスケアと、理論創薬研究所、アフィニティサイエンスの3社は17日、共同で提供するAI創薬プラットフォーム「Deep-Quartet」(ディープカルテット)を用いて、国内大手製薬企業との共同検証を行ってきたが、新規骨格で高い活性(IC50で数十nMオーダー)を持つ化合物を得るなどの優れた成果が出たと発表した。
この製薬企業は、すでに本共同検証プロジェクトから技術移転を受け、社内での活用を進めているという。また、「Deep-Quartet」を提供する同三社は、さらなる技術開発を独自に進め、癌や免疫疾患領域をターゲットに、新規の化学構造デザインから実合成・評価までを実施する2つの自主開発プロジェクトにおいて、すでに高活性化合物を得ている。これらの成果と知見は、今後、論文による発表のほか、インテージヘルスケアが開催するオンラインセミナー(10月8日、Webinar開催)で詳細を報告する予定だという。