LAplust(ラプラス)は5日、農作業管理アプリ『アグリハブ』が提供する新しい病害虫診断サービスに対し、AIを活用した病害虫診断エンジンを提供したと発表した。
ラプラスが提供した技術は、「80種類以上の病気・害虫による被害を90%以上の精度で診断」、「自社製の深層学習エンジンを利用した病害虫診断APIを提供」、「独自に取得した十数万枚の病害虫画像から深層学習モデルを生成」。
ラプラスは設立以来、IT化できる余地が大きい農業領域の課題解決を支援するサービスならびに諸サービスを支援するため、AIを活用した技術開発を行ってきた。今回提供した技術は「病害虫診断」を行う画像診断サービスに活用される。現在は、病害虫の被害が出た際には普及指導員に被害が出ている田んぼや畑へ直接来てもらい、鑑定をしてもらわなければ適切な判断や処置が難しいと言われている。この課題に対して本サービスを活用すればスマートフォンで被害状況を撮影し、すぐに病害虫を判定できるという。農家は、判定された病害虫名からアプリ内で農薬の検索を行うことができ、迅速かつ適切な処置を行うことができる。
病害虫を早期に特定することは、被害を最小限に抑え、生産量の向上、ひいては売上の向上に繋がる。ラプラスは継続して病害虫診断エンジンのアップデートを行い、常に最新のAIで精度の高いサービスを利用者に届けるとしている。