楽天損害保険と楽天は15日、ドローンを用いた建物屋根部における損害調査を、本格開始したと発表した。
今回の取り組みは、楽天の無人ソリューション事業部がこれまで蓄積してきたドローンの利活用に関する企画・運用ノウハウを、楽天損保が行う火災保険の鑑定業務において活用するも。
これまでの調査では、鑑定人が直接屋根部に上がるなどして屋根部等の状態を確認していたが、ドローンも調査方法に加えることで、人の手では撮影出来ない位置や角度から損傷箇所を確認することが可能になった。
また、高解像度の画像で調査箇所の様子をより鮮明に映し出すことができ、家屋に住む契約者自身でもなかなか気づくことが難しい屋根部の損傷をより正確に記録することができるといったメリットもあるという。
楽天損保は損害保険事業を通じて、顧客が心から満足し、感動するサービスを目指し、保険商品に関する各種取り組みを強化してきた。また、楽天は企業や自治体と連携し、ドローンを用いた実証実験やサービス提供により実績を積み重ね、従来は人の手で行われていた作業の生産性を向上させるソリューションの提供に継続的に取り組んでいるという。