LegalForce、AI契約管理システム「LegalForceキャビネ」に「フラグ付け機能」搭載
- 2022/2/25
- ビジネス
- AI契約管理システム, フラグ, リスクモニタリング, 契約書
AI契約管理システム「LegalForceキャビネ」 を提供するLegalForceは24日、契約リスクがある契約書にフラグを付け、モニタリングを可能にする「フラグ付け機能」を新たに搭載すると発表した。本機能により、リスクがある契約書の把握が容易になり、契約トラブルを未然に防止することが可能になる。なお、本機能の搭載は2022年春頃を予定している。
契約は締結して初めて、法的拘束力が生じる。そして契約締結後、契約で定められた内容を遵守しなかった場合、損害の賠償を請求されたり、相手の信頼を失い、取引ができなくなったりするおそれがある。
今回新たに実装したのは、「LegalForceキャビネ」にアップロードをした契約書のうち、自社に特別な義務が定められるなど、契約リスクがあるものに対し顧客自身がフラグを付けることができる機能。フラグには注意事項の記載もでき、どの契約書にどのようなリスクがあるのかを簡単に管理することができる。また、フラグは一覧画面にも表示され、一覧画面でフラグを付けた契約書に絞り込んで検索することもできるため、フラグを付けた契約書をすぐに発見することが可能。
これにより、契約の内容に沿って事業を進められているのか、契約で定められた義務を遵守できているのかといった確認が容易になり、契約締結後のリスクモニタリング機能が強化される。
多くの企業では、契約締結前に法務が契約書のレビューを行うが、審査の結果、リスクを残したまま締結するケースがある。そういった契約書については、締結後にリスク管理が求められる。しかし、審査時に法務が担当者に契約リスクを伝えるものの、担当者変更により引き継ぎがなされなかったり、膨大な数の契約書の中からリスクのある契約書を探すことが困難になったりするなど課題がある。そこで今回、「LegalForceキャビネ」にアップロードした契約書にフラグを付けるだけで、リスクのある契約書をすぐに発見・確認できる機能を搭載し、提供を開始する。
本機能の搭載により、担当者変更などで起こりがちな情報伝達のミスの回避や確認の手間の低減につながり、契約リスクの発生を未然に防ぐことが可能になる。