GMOインターネットグループのGMOメディアは6日、プログラミング教育ポータルサイト「コエテコ byGMO」で、OpenAIの「GPT-3」を活用した新機能を提供開始すると発表した。
これにより、スクールの魅力をポイントを絞って端的に紹介する機能や、スクールごとに口コミを要約し「良かった点」「気になった点」を表示する機能、AI販売アシスタント機能を開発した。
「コエテコ byGMO」は、「プログラミング教育がわかる、プログラミング・ロボット教室がみつかる」をコンセプトに、2017年11月に開設したプログラミング教育ポータルサイト。2023年3月末時点で掲載された教室数は1万2700を超えており、子ども向けのサービスの「コエテコ byGMO」以外にも社会人向けやその他の関連サービスを提供する姉妹サービスも複数展開している。
今回、AIを活用した機能を導入するのは、子ども向けスクールを取り扱う「コエテコ byGMO」、社会人向けスクールを取り扱う「コエテコキャンパス byGMO」、オンライン講座を作成・販売できる「コエテコカレッジ byGMO」の3サービス。
子ども向けスクールを取り扱う「コエテコ byGMO」では、OpenAIが提供する「GPT-3」を活用してスクールへの口コミをもとにそのスクールの魅力を、ポイントを絞って端的に紹介する機能を開発した。
本機能によって、年々増加するスクールの中から、より子どもに合ったスクールを簡単に見つけることができるようになる。スクールの特色や属性(難しい、易しい、賑やか、静か、ロボット、プログラミング、ゲーム、アプリ)に合わせた複数のクリエイティブも用意しており、ビジュアル的にもわかりやすさに こだわった機能となっている。
社会人向けのスクールを取り扱う「コエテコキャンパス byGMO」では、「GPT-3」を活用してスクールごとに口コミを要約し、「良かった点」「気になった点」をそれぞれ最大5つ表示する機能を開発した。
従来の口コミ機能では、多数ある口コミを一つずつ開かなければ見ることができず、総合的な判断をするのに手間がかかることが課題だった。今回の機能導入により、ユーザーが総合的な口コミ・評判を簡単に得られるようになった。
誰でも簡単にオンライン講座を作成・販売できる「コエテコカレッジ byGMO」では、「GPT-3」を活用したAI販売アシスタント機能を開発した。
本機能は、講座を販売したい人が自身のノウハウやスキルに関するキーワードを入力すると、AIがその能力を活用した講座販売の手法について、市場規模やトレンド、顧客のニーズや興味関心、ターゲットの特徴など様々な視点からアドバイスをくれる。この機能によって、スキルはあるが「講座の販促方法がわからない」といった、講師ユーザーの悩みにアプローチすることができるようになった。
GMOメディアでは今後も、AIを積極的に活用した開発で、サービスの利便性向上に努めていくという。
「コエテコ byGMO」
「コエテコキャンパス byGMO」
「コエテコカレッジ byGMO」