ナレッジセンス、ChatGPTに独自の社内データを学習させる「追加学習」機能を発表

ナレッジセンスは24日、セキュアな環境でAIを利用できる、企業向けChatGPTシステム「ChatPro(チャットプロ)」で、追加学習機能を新たに発表し、特設ページをオープンしたと発表した。「社内データに基づいて回答を生成してくれるAI」を、社員が簡単に作成し、社内共有できる機能で、これまで以上の業務効率化が期待できる。

同社が提供する法人向けチャットGPTサービス「ChatPro」について、自社データを学習する機能を「プラグイン」のような形で公開し、行政・法人の「コア業務を効率化したい」ニーズに対応する。

また、「追加学習」プラグイン機能のベータ版ユーザーを募集開始致する。11~12月以降、正式版をリリース予定。

■ 独自データを学習したChatGPTができること
ChatGPTは、自社データを活用して回答できるようになることで、多くの業界・業務で著しい業務効率化が期待できる。以下は一例。

(活用例1)法務、経理、財務会計などバックオフィス業務
社内データを大量に読み込み可能。回答を生成するためのリファレンス(参照した文書)も確認可能なので正確性を担保しやすい

(活用例2)人事・人材コンサルタント業務
独自データを用いて、よりクオリティの高い経歴書・求人票を自動生成

(活用例3)教育関連業務
大学、塾、予備校など、コアの教育業界はもちろん、社内研修資料の作成や、新人の疑問に回答するBotの作成など、一般企業の人事業務も効率化

■ ChatGPTに独自データを追加学習できる、新機能の特徴

1.ChatGPTにもない独自機能 ― 自社データを取り込んだAIの構築 ―
ChatGPTには、独自文書を読み込んで社内共有する機能はない(2023年10月24日現在)。ChatProの新機能「追加学習」プラグイン機能では、以下のファイル形式のドキュメントをアップロードし、それに基づいてAIが回答するよう設定が可能。
アップロード可能な独自データ形式:txt, csv, doc, docx, pdf, html, URLで特定のページを指定

また、複数ファイルの読み込み可能、複数のAIの作成が可能、原稿用紙100万枚分までの学習が可能(上限の引き上げも相談可)。

2.回答の参照元も必ず提示、AIの嘘を見抜く
ChatGPTのデメリットの一つには、回答生成に用いた情報が確認できない、という点がある。しかし、ChatProの追加学習機能では、回答に利用した社内データの参照を常に表示することが可能なので、いつでも元のドキュメントを確認し、AIの回答をダブルチェックすることが出来る。

ChatPro「追加学習機能」導入についての詳細

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