bajjiは9日、同社が提供する、環境貢献型NFT 「capture.x 」(キャプチャーエックス)でスマホアプリ版(iOS, Android)として、v2.0をリリースした。v2.0では、新たに環境貢献型 生成AIを導入し、脱炭素の進捗を地図をグリーンにすることで可視化したゲーミフィケーションを追加している。
環境意識の高まりの中で、消費者は購買活動においてエコな選択をしようとする傾向が強まっている。しかし、どの企業のどの情報を見れば「エコな選択ができた」と言えるのか、消費者にとっては難しい状況。
一方、企業は環境への取り組みやそれに関する情報開示を積極的に進めているが、その情報のほとんどは届いていない。
capture.xでは、シンプルに、再生エネルギー発電量など、企業の環境貢献プロジェクトの「実際のCO2削減データ」をリアルタイムで開示。消費者はこのデータを毎日見ることで自然と環境意識が高まり、また購買行動の際に企業の取り組みについて思い出してもらうことを狙っている。同社実施アンケート調査では、CO2削減量を日々見ることで環境意識が高まった人は80%を超えている(2023年12月実施、N=138)。
また、企業側にも「消費者に見られた回数」をレポートしており、さらなる環境への取り組みのモチベーションになることを目指している。
アプリの特徴
capture.xでは、環境に関する話題を楽しいものにするため、ゲーミフィケーション要素とトレンド技術を採用することを重視している。
まず、企業の環境貢献プロジェクトをNFTカードに紐付ける。カードホルダーはそのプロジェクトのページを毎日訪れて、稼働(CO2削減量)をチェックする役割を課せられる。チェックすると、その報酬としてポイントがもらえる。ポイントは楽天ポイントなどへの交換が可能。
次に、確認したCO2削減量に応じて、バーチャルな地球を緑色にしていくミニゲーム「HOSHIをグリーンに」で遊ぶことができる。ここでは、約100億個のマスに分割したバーチャルな地球「HOSHI」を、全ユーザーで協力して緑色に変えていく。1マスをグリーンにできたら、その土地にちなんだ生成AIアートを1つゲットできる。アートを集めると様々な特典を得ることが可能になる。
地球にちなんだHOSHIをユーザーみんなでグリーンにしていくことで、脱炭素社会に向けた進捗度を楽しく可視化することを目指したという。
2024年のv2.0では、日本を中心とする約5億マスをターゲットとし、1マスあたりのCO2削減量の目標を100kgとしている。つまり、合計500億kgのCO2削減をこのHOSHIで表現している。これは日本の削減量5%程度に相当する。capture.xの全ユーザーで楽しみながらHOSHIをグリーンにしていくことで、日本と世界のCO2削減に貢献していければと考え、このようなゲーミフィケーションを設計したという(特願2023-156376号、特願2023-156418号)。
環境貢献型NFT 「capture.x 」
WEB版
iOS
Android