インフォディオは17日、埼玉県警察へ同社独自開発製品である「スマートOCR」の提供を受託したと発表した。
埼玉県警察では、日々の警察業務で多くの紙文書を取り扱っている。これらの紙文書をデジタル化することで業務効率化を図り、職員一人ひとりが付加価値の高い業務に注力できる職場環境を実現すべく、AI-OCRの導入に向けた検討がスタートし、2021年12月に「スマートOCR」が導入された。
「スマートOCR」は、書式の異なる非定型帳票でも読み取り処理が可能で、活字、手書き文字ともに読み取り精度が高く、多様な紙文書を取り扱う警察業務に柔軟に適用できるとして評価されている。
また、直感的に分かりやすいUIについて、パソコンスキル等に関わらず、職員の誰もが利用できるものとして評価され、全庁的なデジタルトランスフォーメーション推進に資するシステムとして期待されているという。
デジタル社会形成基本法に制定されたデジタル社会の形成に関する重点計画・情報システム整備計画・官民データ活用推 進基本計画に基づき、官公庁のデジタルトランスフォーメーション推進は加速することが見込まれる。特に紙文書の取り扱いが多いとされる警察機関のAI-OCR導入は業務最適化へ大きな効果が期待される。
「スマートOCR」は非定型帳票の読み取り精度の高さが評価され、これまでも国税庁、法務省など多くの官公庁へ採用されており、今後も官公庁への提案を強化し、さらなる「スマートOCR」の採用を目指すという。