アドビ(米国カリフォルニア州サンノゼ)は21日、画像生成機能およびテキストエフェクトを中心とした、クリエイティブなジェネレーティブ AIモデル「 Adobe Firefly 」を発表した。
将来的にはAdobe Creative Cloud、Adobe Document Cloud、Adobe Experience Cloud、Adobe Express のワークフローに直接搭載され、コンテンツの作成・修正作業にさらなる精度、パワー、スピード、手軽さをもたらすことになるという。
Fireflyは、アドビのクラウドアプリケーションを横断する、新しい Adobe Senseiのジェネレーティブ AI サービスシリーズの一部となる予定。
アドビは10年以上にわたるAIイノベーションの歴史を持ち、Adobe Sensei を通じて何百ものインテリジェントな機能を、何億人もの人々が信頼しているアプリケーションに提供している。
Adobe Photoshop の「ニューラルフィルター」、Adobe After Effects の「コンテンツに応
じた塗りつぶし」、Adobe Experience Platform の「アトリビューション AI」、Adobe Acrobat
の「Liquid Mode」などの機能を活用し、パワー、精度、スピード、手軽さをもって、何十億ものコンテンツの作成、編集、測定、最適化、レビューをおこなっている。これらのイノベーションは、説明責任、社会的責任、透明性というアドビの AI 倫理原則に沿って開発、展開されている。
今回の発表に伴い、アドビは21日、Adobe Firefly のプライベートベータ版を公開た。こ
れにより、経験やスキルを問わず、すべてのクリエイターが高品質な画像生成や卓越したテキストエフェクトを体験できる。また、アドビはテクノロジーの力を最大限に発揮するには、
人間の素晴らしい想像力が必要不可欠であると考えており、プライベートベータ版のプロセスを通じてクリエイティブコミュニティやユーザーと深く関わりながら、この革新的な技術を進化させ、アプリケーションへの統合を予定している。
「 Adobe Firefly 」紹介動画