経済の未来をスコアで評価するSaaS型AIサービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」を提供するxenodata lab.(ゼノデータ・ラボ)は24日、月次発表の業界統計値を日次で予測する独自の予測値「xenoNowcast(ゼノナウキャスト)」の提供を開始すると発表した。
初回リリースとしては、日銀短観(大企業、先行き、製造業)、日本製 半導体製造装置(SEAJ速報値)、「景気の現状判断DI(季節調整値)」(全国、合計)を含む6指標についての日次予測値を提供開始し、今後、予測対象指標をユーザーの要望に沿い広げていく。また、4指標の予測値については期間限定で無料公開する。
日銀短観や各種業界統計は、経済全体または各業界の景況感を判断する重要な指標として用いられているが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大により業界環境や経済の先行きが不透明な中、統計の数値が大きく変動する「変化点」をいち早く捉えることの重要性が一層増しているという。ゼノナウキャストは、月次統計の数値を日次で予測する事で、統計発表前に「変化点」を捉えることを可能にする指標であり、これにより運用会社や証券会社における投資判断、事業会社の経営判断などxenoBrainユーザーの様々な判断シーンをサポートするとしている。