LiberawareとJR東日本スタートアップは15日、JR東日本スタートアッププログラム2019の一環として、Liberawareが開発した狭小空間特化型ドローン「IBIS(アイビス)」を活用し、設備点検における新たな手法についての実証実験を実施したと発表した。
実験では、IBISによりJR新宿駅の駅舎天井裏を撮影した後、その動画から3Dモデルを生成し、配管やケーブルなどの状況確認や計測に成功。天井裏の状況確認業務について、ドローン活用の有用性や業務効率化の可能性を確認することがでたという。
今後はより精度を高めるための検証を行なっていき、人が直接入れない場所(高い・狭い・危ないなど)の点検において、作業負担軽減や生産性向上につながる新たな点検手法の確立を目指すという。
設備点検用小型ドローン「IBIS(アイビス)」の概要
サイズ:190×180×50mm (プロペラガード込み)
重 量:170g(バッテリ込み)
飛行時間:最大12分間
装備類:LED照明、防塵モーター、独自設計のプロペラ 他
狭小空間でも安定して飛行することのできる性能を特徴としている。
現在、製鉄会社や電力会社、石油化学コンビナート等の大型プラント設備を保有する企業を中心とし、煙突内、配管内、ボイラー内などの点検用途にて活用されている。